テーマ:読書

われらが痛みの鏡 ピエール・ルメートル著 早川書房:6月2日発売

ゴンクール賞受賞作で映画化された 「天国でまた会おう」、続く2作目 「炎の色」の最終巻「われらが痛み の鏡」が6月に出版されます。 ルメートルの“世界大戦シリーズ3部 作”が遂に完結です。 本作の主人公は第1作目でエドゥアー ルと一緒に仮面作りをしていた少女、 ルイーズ・ベルモンです。 (アルベール・デュポンテルの…
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僕が死んだあの森 ピエール・ルメートル著 文藝春秋:5月26日発売

ピエール・ルメートルの「Trois jours et une vie」の邦訳がいよいよ5月に 出版されます。 翻訳者は「その女アレックス」など、 ルメートルのヴェルーヴェン警部シ リーズでおなじみの橘明美氏。 この小説、本国フランスでは2019年 に映画化されています。 記事執筆:Letterina
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危険な男 ロバート・クレイス著 創元推理文庫:神よジョン・チェンにふさわしい恋人を与えたまえ

「なにが起きたのか話せ」 「ジョー・パイクざたが起きた。相談したい」 エルヴィス・コール、1987年の「モン キーズ・レインコート」登場時35歳。 2021年の現在は満69歳。(のはず) エルヴィス・コール、1993年の「ぬき さしならない依頼」の時は39歳。 2021年の現在は満67歳(・・・・・)。 コールの…
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グッド・ドーター カリン・スローター著 ハーパーBOOKS:壊れた家族の再生物語

巷には絶賛のレビューが溢れて いるが、あえてわたしは不満た らたらの感想を書くことにする。 とにかくストーリー展開が遅い。 文章を切り詰めて、もっとテン ポ良く筆を走らせることはでき なかったものか。 過去の出来事を執拗に描写する あまり、現在の出来事である中 学校の銃撃事件に関わる内容が 一向に進まず、集中力を…
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猿の罰 J.Dバーカー著 ハーパーBOOKS:謀略と報復の果て

「すまない、ナッシュ」 果たしてサム・ポーターはアンソン・ ビショップの父親なのか。 4MKの事件はビショップの他にも共 犯者がいるのか。 クレアが発見したウイルスはどう使わ れるのか。 前作の「嗤う猿」のクライマックスシ ーンをそのままの勢いで引っ張り、600 ページを越える本書を読者に一気読み させるJDバー…
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ロボット・イン・ザ・ファミリー デボラ・インストール著小学館文庫:あなたは読み続けますか?

「でも、過去の私も今の私の一部です。 それを知らずして、自分が今後どうあ りたいかを見出すことはできません」 これは踏み絵だ。 今後もこのシリーズを読み続けることが できるかどうか、読者を試す一作だ。 “ロボット・イン・ザ・ガーデン”から 始まったダメ男ベンとポンコツロボット のタングとのハートウォーミングな冒険 …
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P分署捜査班 集結 マウリツィオ・デ・ジョバンニ著 創元推理文庫:ピッツォファルコーネの愚連隊

“女の闘いが始まるのなら、一歩も 引くものか” 本書が面白かったどうかを第三者に 尋ねられたら、「可もなく、不可もな く」と答えることにする。 同じイタリア物であるサンドローネ・ ダツィエーリの“パードレシリーズ 3作品”のような大仕掛けの設定は ないし、アントニオ・マンジーニの “汚れた雪”のように、…
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嗤う猿 J.D.バーカー著 ハーパーBOOKS:黒幕は、誰だ 

「相棒だからな。羨ましいよ。 IT部門じゃ誰も一緒に歌わない。」 いやはや、長い長い。 約700ページ、これは一気読みしたく てもなかなかできない。 今回は主人公サム・ポーターのグループ 以外に、“四猿事件”の捜査を召し上げた FBIのフランク・プールを加えて がっぷり四つに組んだ視点から事件に 迫る。 流行…
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Rai テレビドラマ「ロッコ・スキャヴォーネ」第1シーズン:原作アントニオ・マンジーニ「汚れた雪」

アントニオ・マンジーニ著作の「汚れた雪」 のテレビ映像です。 2016年製作で、主演のロッコ役はマルコ・ ジャッリーニ、イタロ役はエルネスト・ ダルジェーニオという俳優が演じています。 北国の殺人事件ということもあって、結構 シリアスな路線のドラマのようです。 照明も抑え気味で、映像が暗いです。 シチリアが舞台のアン…
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汚れた雪 アントニオ・マンジーニ著 創元推理文庫:スネに傷持つ腐れ警官の左遷哀歌

2002年1月30日、イタリア北西部のヴァッ レ・ダオスタ州のコーニュという村で、当時 3歳だったサムエレ坊やが何者かに惨殺された。 鋭利な刃物で体を切り裂かれ、遺体発見現場は 血の海だったという。 第一発見者は母親のアンナマリア・フランゾー ニ。 誰もが顔見知りの小さな村落で、こんなむごい 真似をするのはどこかのよそ者…
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ピエール・ルメートル新刊:Miroir de nos peines 2020年1月出版

世界大戦三部作の最終作品となる、 Miroir de nos peines が本国フランスで 1月に刊行されました。 ゴンクール賞受賞、そしてアルベール・ デュポンテル監督によって映画化された 「天国でまた会おう」、2作目の「炎の 色」に続く第3作目です。 今回は1作目に登場したルイーズ・ベル モンが主人公です。 …
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ピエール・ルメートル作品における(プチ)盗作疑惑?

カタログハウスから出ている通販生活2020年 春号に衝撃の文章を発見、まあ、それほど 大げさではないにしろ、ルメートルファンに とっては聞き捨てならない内容なので、どう しても黙っていられず、このブログでご紹介 することにいたしました。 記事は145ページ、佐藤圭氏解説の「DVD の掘り出し物:待ってました堂」。 ル…
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ネプチューンの影 フレッド・ヴァルガス著 創元推理文庫:持つべきは“よかチャム”

あたしのチャムがどうしたか、知ってる? パリのポリ公のこと、ノエラ、もう話し たっけ? ジャン=バチスト・アダムスベルク、シリーズ 三冊目の邦訳! しかも本書は2007年のCWAインターナショ ナル・ダガーの受賞作である。 おもしろくないわけがない! さて、今回のアダムスベルク、なんだか今一つ 調子が悪い。 …
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ロボット・イン・ザ・スクール デボラ・インストール著 小学館文庫:AIは胃の中の蝶の存在を感じられるか?

「ベン?ナナフシが生きている意味って何でしょう?」 ぽんこつロボット、アクリッド・タングのシリーズ 3作目である。 相変わらずタングのボディ前面のフラップは修理も されず、ガムテープで留めたまま。(本人がそれを 望んでいるのだそうだ) でも4歳になったベンとエイミーの娘のボニーと 一緒に学校に通うと言いだす。 好奇心…
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パードレはもういない サンドローネ・ダツィエーリ著 早川書房:死体が多すぎる

「なぜこんなことをする?」 「愛のためだ。」 要注意! この小説は必ず「パードレはそこにいる」、 「死の天使ギルティネ」の2作品を読んで から手に取るべし。 とにかく登場人物の多さに辟易する。 人物の多さ自体が悪いことだとは思わないが、 前2作品に出てきた連中が再びページに 表れるのを見ると、懐かしくもあり、「…
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わが母なるロージー ピエール・ルメートル著:寸足らずですよ、ムッシュー・ルメートル

足りない。あと100ページ足りない。 「人間を深く掘り下げる」のがルメートル 作品の真骨頂だが、この小説はあまりにも 短すぎる。 ああ、あと100ページあれば。 きっとロージーについてもっと詳しく知る ことができただろうに。 ジョンにとってどうしようもない“毒親” になってしまったロージーの狂気の人生 を、ルメートルは…
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「パードレはもういない」サンドローネ・ダツィエーリ著:早川書房 10月17日発売

サンドローネ・ダツィエーリの 「Il re di denari」の邦訳がいよ いよ10月17日に発売です! タイトルは「パードレはもういない」。 「パードレはそこにいる」、「死の 天使ギルティネ」に続く、三部作の 最終編です。 さあ、あの大風呂敷をいかにして ダツィエーリはまとめたのか!? 華麗なるフィニッシュを期待し…
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「わが母なるロージー」ピエール・ルメートル著 文春文庫:カミーユ・ヴェルーヴェンシリーズ番外編9月3日発売

ヴェルーヴェン警部シリーズの中篇、 「Rosy&John(Les grands moyens)」が いよいよ9月に刊行されます。 翻訳は橘明美さん、なかなか邦訳が出ず ファンをじりじりさせていた作品です。 224ページということで、あっという間に 読み切ってしまいそうですが、ああ、やっと カミーユに再会できる!! 早く9…
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サンドローネ・ダツィエーリ:コロンバ&ダンテシリーズ Il re di denari

サンドローネ・ダツィエーリの新刊 「Il re di denari」が昨年12月に刊行 されています。 「パードレはそこにいる」、「死の天使 ギルティネ」に続く三部作品ですが、 邦訳はいつ発売になるのでしょうか。 本作は前作から一年半後、コロンバ はすでに警察を辞職、“あの男”に拉致 されたダンテに至ってはいまだ行方…
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正しい恋人 B.A.パリス著 ハーパーBOOKS:3月15日発売

女性読者を恐怖のどん底に突き落とした 「完璧な家」のB.A.パリスの新作がいよいよ 今月発売です!!! 本作のストーリー、どことなく「ゴーンガール」 風なので、ふーん、この手の内容はすっかり “ジャンル”として確立したのかなと想像。 でもまた、おもいっきり怖がらせてくれたら いいわあ、と期待しているわたくしはやはり Mで…
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炎の色 ピエール・ルメートル著 早川書房:復讐者と陰謀家が手を組むと

「どんなに最低なことも、わたしにやれと 言っているわ……」 本編の主人公は「天国でまた会おう」で非業 の死を遂げたエドゥアールの姉、マドレーヌ である。 銀行家の娘で何不自由ない生活を送って来た 典型的なブルジョワ女性だ。 しかし、容姿には恵まれていない。 (ちなみに「天国でまた会おう」では彼女の 顔立ちがこんな風…
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炎の色(天国でまた会おう続編)ピエール・ルメートル著:早川書房11月20日発売

ゴンクール賞受賞作「天国でまた会おう」の 続編、「炎の色」の邦訳がいよいよ刊行です。 翻訳はミシェル・ビュッシの作品でもおなじみ の平岡 敦さん。 “世界大戦三部作”の第二作目に当たる本書 の主人公はエドゥアールの姉マドレーヌ。 美貌のヒロインが多いルメートル作品ですが 珍しく「不細工」をしつこく強調された登場 人物…
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悪の猿 J・D・バーカー著 ハーパーBOOKS:悪の系譜のサラブレッド

刑事サム・ポーターは幸せ者だ。 おとぼけ者の相棒ナッシュ、優秀な女性 刑事クレア、そしてなんといっても頭の 切れる若き鑑識官ワトソンと、彼の周辺 には頼りになる仲間がいる。 ポーターには支えが必要なのだ。 つい最近、心に大きな痛手を負ったばか りだから。 そして「日記」の11歳の少年。 きちんとした家庭の一人息子。…
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監禁面接 ピエール・ルメートル著 文藝春秋:この男、取扱要注意

なんともまあ、皮肉な結末に唖然とさせ られた。 失業年数4年、57歳の求職者が文字通り 命をかけて仕事を手に入れようと奮闘する 読者には想像もつかない「ルメートル劇場」 のはじまりはじまりである。 とにかくこのスピード感は半端ではない。 取扱説明書のない、ハイテクずくめのスー パーカー(ランボルギーニ・カウンタック …
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ガイコツは眠らず捜査する レイ・ペリー著 創元推理文庫:生きがいは骨になっても

“もしも将来、普通とは違う家族構成が原因で 壁にぶつかったとしても、きっと家族みんなで 乗り越えられる自信ができていた。” 前作「ガイコツと探偵をする方法」で読者のハート をがっつりつかんだ、大学の非常勤講師ジョージア と彼女の(両親の)家の屋根裏に同居するガイコツ、 シドの続編である。 一作目で人体標本一体分のガイコ…
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ピエール・ルメートル邦訳新刊 「監禁面接」8月30日発売

ピエール・ルメートルの邦訳新刊が 文藝春秋より8月30日に出版されます。 タイトルは「監禁面接」、翻訳はルメー トルのヴェルーヴェン警部シリーズ担当の 橘明美さん。 お値段は2,000円プラス消費税。 自腹切りをしぶる図書館利用者の予約 争奪戦が予想されます。 記事執筆:Letterina ==========…
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ラストマイル 完全記憶探偵エイモス・デッカー:デイヴィッド・バルダッチ著竹書房文庫:祝、続編刊行!

いやはや、うれしいのなんの、あの「完全記憶 探偵」のシリーズ続編である。 アメリカン・フットボール選手時代の事故で 一度見聞きしたことは絶対に忘れない「超 記憶症候群」という特殊能力を授かることに なってしまった元警官エイモス。 (本書で登場人物は名字で表記されているが、 ここではファーストネームで書きたい) 妻子と…
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DOMINA L.S.ヒルトン:「真紅のマエストラ」続編

昨年ハヤカワ文庫から出版されたL.S. .ヒルトンの「真紅のマエストラ」の続編が すでに刊行されているとのこと。 邦訳お願いします、早川書房さん!!! http://claudiobaglionifanblognippon.at.webry.info/201705/article_7.html 当ブログの「真紅のマエス…
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